ナイキにより長らく続いた1強時代をに変化が見えている。
ニューバランスが強まっているのだ。
これまではアディダスがナイキ追従の第一と見られたが、なかなかうだつが上がらない状態だった。
そこに攻勢をかけたのがニューバランスである。
ナイキに負けじとコラボモデルを量産し、独特のラインアップで矢継ぎ早に販売する。
もともと、高級志向のあるニューバランスは、単価が高めだが、ナイキが構築したスニーカー相場にうまく乗った。質感、履き心地、価格。勢いではアディダスを凌駕している。
ニューバランスはデザイン面でも革新はある。
Nの一文字をいかにアレンジするかが勝負ながら、新たなデザインにもチャレンジしていて、一定の顧客はつかめているのだ。
ニューバランスはナイキに比べ、スポーツ要素やラフさはないものの、逆に言えばそれらよりは、シティ感のあるニューバランスを選ぶ層は多い。
数字的にはまだまだナイキが圧倒的かもしれないが、明らかに業界の構図は変化している。