ナイキのジョーダンシリーズ、最高の履き心地はどれか。初期ジョーダン編

解説

ナイキのジョーダンシリーズといえば、スニーカー界では爆発的人気モデルである。そんなジョーダンシリーズの履き心地についてレポートしたい。

初めに断っておくが、内容は筆者の独断と偏見によるので、1つの参考程度にしてもらいたい。さらにはジョーダン2を購入したことがないので、今回は記載していない。

■なぜ「履き心地が重要」なのか

これまで筆者は、それなりにスニーカーを履きつぶしてきた。デザイン重視で購入しても、結果的に履き心地が良いものを履きつぶしがちになる。

理由は簡単で、足が疲れないことへ無意識に反応しているためだ。

読者諸氏の中には、履き心地が悪くても、デザインを好んで履いている、という人も多くいるだろう。ただ一方で、改めて振り返ってみると、履き心地が良いものに、結局帰ってくる、ということはないだろうか。

■レポートの前提、対象となる「ジョーダン」シリーズは

本記事の対象となるジョーダンシリーズは、筆者が実際に履いているシリーズに限定する。

ジョーダン1
ジョーダン3
ジョーダン4
ジョーダン5
その他

今回は以上を対象にレポートする。

■1位。初期ジョーダンで履き心地を求めるならジョーダン3

普通、こうしたランキング形式だと最下位から書かれることが多いが、簡潔に1位から結論をご紹介する。初期ジョーダンで履き心地を求めるならジョーダン3を選ぼう。

理由はいくつかある。

まずは足のホールド感。オリジナルのものを履いたことはないが、最近再販が頻発しているジョーダン3ならば、ホールド感に間違いはない。

アッパーの内部が、ある程度のクッション性を確保されている関係で、履き心地は上々だ。

さらにいえば、アッパーのタフさという意味でもジョーダン3は初期ジョーダンの中では高い。雨でも余裕で履ける。

■2位。履き心地でジョーダン3に迫る、次点のジョーダン4

ジョーダン4もそれなりに履き心地は良い。が、注意してほしいところがある。

アッパーのかかと部分がプラスチックで形成されており、足首に角度をつけるとかかとの上部、足首付近に接触する。

ジョーダン4の履き初めは、この接触は多少なりあると思う。歩き方によっては、この接触があることでそれなりに履き心地が悪くなる人もいるだろう。

そのため、万人にジョーダン4が良いと進めることはできない。

ジョーダン3が、こうした歩き方や履いた人の足くびに当たる、というような意匠となっていないことから、ジョーダン3を履き心地トップにすえた。

■3位。ジョーダン5。ソールとアッパーの素材の厚みにバランスを欠いている

3位はジョーダン5。ジョーダン5は、アッパーは堅牢だが、当時の技術的な問題もあるのだろうが、ソールが貧弱に感じる。歩いているとそのアンバランスさが非常に気になる。

アッパーは、くるぶし辺りのデザインの関係で、生地に厚みがある。それ自体は悪いことではない。しかし、その厚みとソールの相対的な薄さが際立って感じることは確かである。

■今回の最下位はジョーダン1。一番古いのだから当然か

爆発的な人気のジョーダン1だが、もちろんこの中では一番古いため、搭載技術も古い。そのため、アッパー、ソールとも素材の薄さを感じざるをえない。

さらにはクッショニングに関していうとやはり新しい技術が搭載されたスニーカーに比べると、それなりに見劣りする。足への馴染みかたという観点でも、履き込んでみてもなかなか馴染みが薄いというのが、印象だ。

しかし、この比較は、フライニットやブーストソールなどを経験している上での相対的な比較である。ジョーダン1が出た当時にそれらはなく、そのデザイン性やブランドのあり方は、現在でも非常に高いものがあり、30年をへて、履き心地まで求めること自体が罪なのかもしれない。

■その他、ニューバランス1300の基本に忠実感

その他で補足をしておきたい。

ブーストソールは確かにふわふわであることは、以前の記事で紹介したのだが、スニーカーの全体的な履き心地という意味では、ニューバランスの1300がやはり高い次元にある。

1300は、歴史的なスニーカーだが、その良いところは技術を常々アップデートしているところにある。数年に1度、再販される1300だが、その都度で最新かつブランドを毀損しない技術を搭載し、ニューバランスらしい基本に忠実な履き心地を実現している。

ブーストソールやフライニットといった最新のテクノロジーももちろん素晴らしいが、ニューバランスが手がける、ローテクとハイテクの交差するスニーカーは足にも優しい。

気づくと1300をヘビーローテーションしていることがあり、キラリと光る一足であることはここに記載しておきたい。

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