ナイキの8月は大変なリリースラッシュだったため、疲れてしまった人が多いかもしれない。
ガンダムに因んだダンクも、さほどプレ値は上がらず、落ち着いている雰囲気だ。どのくらいの参戦率だったかは、本サイトのTwitterアカウントでアンケートを実施しているのでそちらを参考にしていただきたい。
アディダスは粛々とイージーシリーズを投下している。先日はダークブラウンを基調にしたイージー700V2を投下したが、こちらも落ち着いている。これについてもアンケートを取ったのでご参考に。
さて、こうした中、注目したいのがニューバランスだ。
変わらずの展開ながら、なぜ注目なのか。
根強いファンがいる
ニューバランスといえばスニーカー老舗だ。ナイキほど露骨に再販しないが、再販モデルへの熱は高い。
突飛なカラーがなく、無難路線だが、テクノロジーは進化している。
このように着実な存在感が根強いファンを繋ぎ止めている。
ジョブズも愛した、物語の強さ
M992や991は、アップル創業者のスティーブ・ジョブズも愛した名品。年に一度のカンファレンスで、ジョブズが履いたモデルだ。
すでに、そこから改良モデルが出ているが、先日、992が再販され、一瞬で完売した。
根強いファンと、地道な物語を持っている。
高級路線へのシフト
ニューバランスは高い。
かつての値段から、一線を画した値上げがされている。にもかかわらず、根強いファン、地味な物語で存在感を維持している。
フラッグシップモデルは、三万円を超えてくる。ナイキがスニーカーの量産で、プレ値が落ち、プレ値三万円程度で計算できるところ、ニューバランスは定価三万円だ。しかも、注目モデルは一瞬でなくなり、転売価格、つまりプレ値は当然、三万円を超え、四万、五万円近辺となる。
高級路線にあるがもちろん、一般的な価格もある。
以上の3つの理由から、ニューバランスはいま注目といえる。
懐かしいデザインが、一周して新しい時代にまた、なっている。