ジョーダン1といえば、スニーカー界のエポックメイキングである。
デザイン性は普遍であり、発売から30年を経てなお、人気を博している。
しかし、近年のオンライン販売の浸透により、にわかにそのプレミアム感に変化が起きている。
ジョーダン1が転売で売れ残るという現象だ。
具体的にはジョーダン1シャドーが、メルカリで大量に売れ残っている。
この状況は、筆者は予想していなかった。
シックスリングスが売れ残るのはわかる。やはりオリジナルカラーではないところは、ジョーダン1ながら、差がある。
実際、シックスリングスのレッドは売れ残っている。しかし、品薄のイエローはメルカリでほとんど残っていない。
なぜ、オリジナルカラーのジョーダン1シャドーが転売で売れ残るのか。しかも大量にだ。
まず要因として考えられるのが、発売数の多さだ。相当数が発売になったからこそ、転売でも売れ残る。
つぎに、オンライン販売の浸透だ。ナイキのアプリでは、さほどスニーカー好きでなくても、ジョーダン1が転売差額で儲かることはわかる。購入も、転売も、オンラインで素人でも十分やれる環境ができたことだ。
在庫数とオンライン販売環境のバランスによっては、ジョーダン1シャドーのような状況を生む。これは決して、健康的な環境ではないはずだが、しかし致し方ないのだろう。
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