ジョーダン1 Rust Shadow(Rustはサビという意味ですね)がまもなく発売される。
このモデルは、非常に悩ましいモデルである。
何が悩ましいのかというと、ジョーダン1のOGという括りであるにも関わらず、カラーリングはまさにダメージ感を残した「サビ」を表現し、タンのデザインは明らかに異色なのだ。
ここ最近のOGの範疇はかなり広範囲にわたっており、
OGの魅力が低下してしまうのではないかとさえ感じる。
なんでもOGならそれでも良いが、筆者はOGにはOGたる理由があって良いのでは無いかと考えている。
先日発売された、ジョーダン1のボルトもそうだが、
OGとはいえど、素材やデザインが、相当個性を放っているので、
ここまでOGと言われると、何がOGなのか、という気もしてくる。
と、ここまで言っておきながら、実はジョーダン1の苦しさも相当なところまできているとも読み取れる。
例えば、AJ1バネット、ロイヤル、シャドーなどと同水準にすると、
カラーリングは限られてくる。
ブラックとピンクのジョーダン1はそこまで爆発しなかったし、
パイングリーンも同様である。
先日発売したユニバーシティブルーは、人気が高かったことは認めるが、
側数は相当あったとみられる。
カラーリングや素材でなんとかしのいでいるが、
それでもパターンの固定化は相当進行しており、
それ以外で差別化するとともに、新たな人気の鉱脈を探す必要に駆られているのだろう。
ジョーダン1はさらにブレイクスルーするために、OGの範囲を拡張しているということなのだろうが
悩ましい問題ではある。