コロナショックが世界中を駆け巡っている。
本サイトスニーカーズオンラインがウォッチしている、スニーカー市場も例外ではない。
ナイキは世界で被害の未然予防のため、各地域の小売店を封鎖している、
これによって販売が圧縮されるのは必然だ。もちろん、オンラインの方に販売の軸足が移りつつあることは実際あるだろうが、小売店の封鎖は少なからず影響がある。
その影響の中でも、当然ながら心理的な負担は大きい。
確かに非常事態ではあるが、店舗の封鎖という実際の被害を明らかにすることが、心理的な影響も非常に大きいものと見られる。
こうした状況から、株価も非常に下がっている。
株価の水準としては、2年前のレベル感だろうか。70ドルを切る水準である。
さて、このサイトは株価の専門サイトではないので、スニーカー観点からこのことを考えてみたい。
もちろん、コロナの影響という、全く予想できないものが存在する中での話ではあるが、まずは、コロナを無視して、このナイキの株価水準はどうなのか、ということを検討したい。
筆者の個人的な見解だが、簡潔に言って、現在のナイキの株価は割安だと思う。
なぜか。仮に、2年前の水準に戻っているとすれば、2年前の水準に水準に比べ、ナイキの業容、ライバルとの関係などでいうと、強固になっているのは間違い無いからだ。
さらに言えば、オンラインでの販売も2年前に比べれば、浸透している。
こうした背景から流石に2年前の水準と、同等とは考えにくい。
一方で、株価とは相対的なものだ。
もちろん、コロナも株価を考える上では影響範囲内に入る。
そこで今度はコロナを視野内に入れて、ナイキの今の株価を検討してみると、結果として高いか安いか、という部分でいうと、それでも、70ドルというのはナイキの株価としてはやや安いと見ている。
ただし、やや、という意味では、50ドルくらいまでは許容ではないか、という思考があるからだ。
つまり、世の中が全体的に落ちていくようであれば、50ドルも許容だろう。
しかし、今の視点からすると、50ドルは最下限であると言いたい。
これ以上低くなること自体はあり得ないだろう。
ナイキの今のポジションからすると、50ドルを切る株価というのはあり得ない事態ではある。