ナイキは9月24日に第一四半期の決算を発表した。
2019年6月から8月の状況では、売り上げが107億ドルで、前年同期比7%増。
特に中国では27%増とした。
力を入れているのがオンライン販売で、こちらは前年同期比42%増加。昨年度通期でも35%増だったが一層加速している。
つまりナイキは、SNKRSを軸に自らの支配下にあるオンライン販売網を猛スピードで拡大している。
これまでは、スニーカーのリアルな小売店で色々なスニーカーブランドのなかのワンオブゼムであったが、アプリ、オンライン販売網構築には、オンリーワンであることが求められ、それを実現しているといえる。
日本でもそうだが、オフィスカジュアルの進展もナイキの業績を後押ししているだろう。
そしてスニーカーだけでなく、アパレル全体でもナイキの存在感は拡大している。海外のメディアなどではナイキの業績の良さから、この辺りが上限と見る向きもあるが、ここからさらに一段高い世界に踏み込むことになるのだろうか。