ジョーダン1トラビス・スコット、5月11日9時発売…トラビス・スコットって何者?

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ナイキの大人気スニーカー、ジョーダン1。

このラインアップに、トラビス・スコットモデルが追加。5月11日9時発売となる。

ジョーダン1や、ナイキは知っているけれど、トラビス・スコットって何者?という読者も少なくないだろう。

トラビス・スコットは知らないけれど、スニーカーは高騰するので、なんだか価値がありそうな気分になってしまうから不思議だ。

そこで今回は、トラビス・スコットについて解説しながら、5月11日9時がより楽しめるようにしたい。

◼️StockXでは850ドル超え

すでにStockXでは、ジョーダン1トラビス・スコットに転売価格が出ているが、本稿執筆時点の5月5日16時時点で、850ドルを超えている。

これは相当なプレミアがつくことが確定している状態だ。

トラビス・スコットとはどんな人物なのだろうか。

◼️トラビス・スコットは1992年生まれのアメリカ出身ラッパー、カニエ・ウエストと義兄弟

トラビス・スコットは1992年生まれのアメリカ出身ラッパーだ。

これだけだと余りすごさがわからないが、トラビスの妻から紐解くとよくわかる。

トラビスの妻は1997年生まれのカイリー・ジェンナーというモデル件タレント件女優。

そしてカイリーの異父姉に、1980年生まれのキム・カーダシアンがいる。このキム・カーダシアンの夫は、カニエ・ウエストだ。

カニエ・ウエストといえば、ラッパーでありアディダスのイージーシリーズのデザイナーだ。ちなみに生年は1977年。

トラビスとカニエ・ウエストは義理の兄弟というわけだ。

もちろん、トラビスとカニエは知り合いどころか師弟関係に近い仕事関係があり、カニエはトラビスの実力を認めていた。

◼️婚姻関係に政治とビジネスがつきまとう?

ちなみに、カニエの妻、キム・カーダシアンは、アメリカでは有名なセレブファミリー、カーダシアン家に属している。父はO・J・シンプソン裁判などに関わった弁護士、ロバート・カーダシアン。母は、クリス・ジェンナー。このロバートとクリスは離婚し、クリスはブルース・ジェンナーと再婚。

ブルースはもともと男性として、アメリカの10種競技チャンピオン、五輪金メダリストだったが後年、性同一性障害から女性としてケイトリン・ジェンナーとなった。

トラビスの妻、カイリー・ジェンナーの父は、このブルース。母はクリスである。

◼️複雑な家族関係がビジネスの核?

このように、著名事件の弁護士や五輪金メダリストと関係してきたクリス・ジェンナーこそが、家族とビジネスを政治的に結びつけたフィクサーと見る向きは強い。

その子どもらが成人し、知名度や注目度を活かしてセレブ、ファッションなどの切り口からビジネスを構築。カニエ・ウエスト、トラビス・スコットなどとも繋がり、音楽界でも存在感を増し続けてる。いままさにショービズ界に根を張っているというわけだ。

◼️SNSが寄与

大衆が他人のプライベートに興味を示すのは世の常で、人間の習性をうまくSNSで増幅し、マーケティングにつなげ、ファッション、音楽、スポーツなどと結びつける手法は、クリス・ジェンナー以下、その子どもたちの実力が、極めて高いと言わざるを得ない。

カニエ・ウエストや、トラビス・スコットが、ビジネス面も含めてどこまで戦略的に動いているかは定かではない。

が、アメリカのショービズ界における、ある種のゲテモノ、お騒がせファミリーの波及力は絶大。トラビス・スコットの実力もあるだろうが、ナイキとのコラボは、こうした野次馬精神が生み出したモンスターセレブたちのアクションが支えている、とも言える。

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