オフホワイト×ナイキブレーザーにみる、転売価格は人気だけで決まらない事情

解説

10月3日に発売された、大人気のナイキとオフホワイトのコラボシリーズ、オフホワイト×ナイキブレーザー。

カラーは3種類で、ブラック、ベージュ、そしてグレーのセリーナカラー。

ブラックとベージュに関しては、それなりに数が出ており、メルカリも一時は転売フィーバーになった。

セリーナカラーについては在庫が相当少なかったもようで、転売もほとんどなかった。

その影響で、セリーナカラーは10万円近辺まで転売価格が高騰。ブラック、ベージュは5万円から6万円の転売価格となった。

ここで冷静になって考えると、ブラックやベージュはセリーナの半分程度の転売価格だが、在庫自体はあきらかにセリーナの2倍は優に超えるものがあったはずだ。

つまり、転売価格だけでみるとセリーナが高く、高値の花かと思いきや、市場という観点では、ブラックやベージュの方が大量に、金額規模も大きく推移していることは間違いない。

ブラックやベージュを購入する人たちは、セリーナがないから仕方なくブラックやベージュを買う、という人も少なくないだろう。

仮に、ブラック、ベージュ、セリーナの在庫数が、4対4対1だとする。

転売単価は、5万円対5万円対10万円とすると、金額の市場規模は、20万円対20万円対10万円になる。

実際はこれよりも、ブラック、ベージュの市場規模はあきらかに大きい。

つまり、ブラックやベージュはもう少し安くても良いかもしれず、セリーナは高くても良いかもしれないということだ。

さらにいいかえれば、ブラックやベージュは割高でセリーナは割安とも言える。もちろん、いまのところは、という前提だが。

かといってセリーナが簡単に買えるかというと、メルカリ出品も正規品かはわからず、リスクがあることは間違いない。

ナイキの在庫数と需要のコントロールは、かくも自在なものかと唸るしかない。

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