ナイキからACGブランドが展開されている。
ACGとは、オール・コンディションズ・ギアの意で、1989年から展開、90年代に人気を博した。
そのブランドイメージは、タフかつファッショナブルとでも言えよう。
ハードに利用し、汚してこそのギア。そうした意味が込められている。
先日展開されたナイキACGモデルのスニーカーはまさに、このコンセプトを体現したものだ。
いま、改めて見直されているのが、80年代、90年代のファッションテーマだろう。よくファッションには周期があると言われる。
例えばサイズ。タイトなサイズとオーバーサイズは、着こなし方の流行りにつながるが、タイトが流行ればその裏側のオーバーサイズが振り子のように時間を経て流行る。
スニーカーにも流行りの周期はあるだろう。一部特殊な人気モデルを除く必要はあるが。
こうした周期を意識しながらACGをとらえると興味深い。
いつの時代も、タフかつファッショナブルというコンセプトは、需要をとらえることがわかる。
その上で、コンセプトをどのようなデザインで表現するか、である。
今回のACGは、蛍光グリーンをアッパーに取り込むなど、チャレンジングな部分と兼ねてからのスエード素材という変わらない部分を巧みにミックスしている。
デザインには見られないテクノロジーは、間違いなく進化しているだろう。
ACGについて少しでも足しになるようであれば幸いだ。
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