ナイキとのコラボで爆発的人気のオフホワイトってそもそもどんなブランドなのだろうか。

スニーカー好きから入ると、ナイキとコラボしているのはわかるが、オフホワイトが何者かはよくわからない。

しかし、コラボモデルがキラリと光るイメージはあり、また需給の関係でプレ値になるプロダクトばかりで、消費欲を適度に掻き立てられる。

さて、オフホワイトとは、なんなんだろうか。

 

まずは立ち上げ。

2013年に全容が明らかになり、パリコレなどのファッションショーに展開した。

立ち上げ人は、クリエイティブディレクターや建築家、アーティストなど様々なジャンルで活動するVirgil Abloh(ヴァージル・アブロー)。「Pyrex Vision(パイレックス ヴィジョン)」の次に手がける新ブランドだった。

アブローは、カニエ・ウエストが信頼を寄せ、カニエ・ウエストのファッションのご意見番でもある。

では、カニエ・ウエストとは何者か。

アメリカのブラックミュージック業界を代表する人物で、ヒップホップ歌手の他、音楽業界におけるMC、プロデュース業など幅広く手掛ける。

2000年代初頭から歌唱や作曲やプロデュース業において大成功を収めた。グラミー賞も多数受賞している。

美術に関しても才能を見せ、建築家としての顔を併せ持つ。ファッションブランド「ヴァージル・アブロー」の総合プロデューサー。アディダスとコラボレーションしたスニーカーやウェアは即完売する。

大まかに言うと、この2人は音楽的な人気や実力と、ファッションへの支持をうまくディゾルブさせたわけだ。

こうしたベースののち、ジャスティン・ビーバーや日本のEXILE周辺やタレント、韓国トップアーティストらが取り入れ、一般にも浸透した。

オフホワイトに関してすでに日本には、路面店が南青山にある。これは、世界で2点目の路面店となる。

アブローは、先日ルイヴィトンのデザイナーに就任した。

時代を振り返れば、シーンごとに人気ブランドは存在し、その時々で需要が集中する。

そして、その瞬間に人気のブランドを着こなすことはステータスであり、自己満足である。

ナイキなどは、ハイブランドではないが、うまくオフホワイトなどを利用して瞬間の話題やニーズを作る。

オフホワイトがこの先10年人気を維持できるかは不明であり、どちらかといえば難しいだろう。

一方、ナイキが向こう10年現状レベルのポジションを維持する可能性はオフホワイトのそれより圧倒的に高い。

アブローがヴィトンのデザイナーに就任したのも、オフホワイトブランドの永続性を最も理解しているからこその、生き残り策だろう。

時代時代の人気ブランド商品をなんとか手に入れたい欲は、常にあり、その欲の対象となれたブランドは、関係者に莫大な富をもたらすが、継続性はなさそうだ。それがトレンドである。

何年かのち、押入れから見つけた時に感じる、少しの恥ずかしさと、懐かしさをまとうブランドになる可能性は、ナイキよりオフホワイトの方が高い。

ヴィトンやナイキのように、大量生産と、一般認知とポジショニングを、時代を超えて継続できるというのは、オフホワイトとは次元が違う。

クルマや家電などですらも、栄枯盛衰するわけで、ファッションブランドという、なんとも複雑怪奇な存在をいかにコントロールするかだが、そこに確実な成功パターンは存在しない。

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