ナイキSNKRSに異変、一般販売もゲリラも静まる

解説

ナイキのアプリ、SNKRSに異変だ。

この年初以降、積極的な販売がなくなり、ウェアなどを売る通常のナイキアプリでスニーカーが展開されるようになった。

プレミアになるようなスニーカーがどんどん出てくることは、以前もないが、今年に入り非常に静まった印象だ。

2月7日の発売がアナウンスされたダンクローも、何故かSNKRSの発売日アナウンスには入ってこない。

ダンクローの販促ページのデザインは、意図的に90年代をイメージさせるつくりだが、アプリとしてあえて押し出しがない。

引き続きウォッチしたいモデルとしては、CDGとエアマックス95 のコラボだが、ナイキ側からは動きがない。セレクトショップでは1月18日に発売日されているにも関わらずだ。

こうした一連の動きの背景には、ナイキの世界的なスニーカー販売戦略が関係している。

ナイキは、昨年、Amazonから撤退した。これはSNKRSの成功を決定づけるもの。

つまり、いつでも自分たちのプラットフォームで好きな量を好きなスピードで売れるということだ。

2019年は、あまりにプレムアムモデルを乱発しすぎた反省もあるかもしれない。しかしこの乱発こそ、ナイキがSNKRSという独自プラットフォームを強固にできた要因でもある。

消費者も、転売屋も、皆、ナイキの一存、一挙手一投足を見守るしか術はない。

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