ナイキのヴェイパーマックスは死んだのか

解説

過激なタイトルにしてしまいましたが、これ、気になる方多いのではないでしょうか。

アッパーをフライニット構造で展開するヴェイパーマックスは、一世を風靡しました。

果ては、オフホワイトコラボのモデルも展開され、人気はうなぎ上りに。

しかし、ヴェイパーマックス2や、ヴェイパーマックス2019により、人気の炎はむしろ弱くなっているといえます。なぜでしょうか。

結論からさきに伝えますと、中途半端なアッパーになったから。ということになると思います。

中途半端なアッパーとは何か。

ヴェイパーマックスは、そのソールこそ革命的でした。エアの入ったセルが複数配置されるソールは、強度の面でも困難な形状を、なんとか形にしたものでしょう。

アッパーをエアマックス95に、ソールをヴェイパーにしたモデルも展開されました。エアマックス95の人気が牽引した反面、ヴェイパーソールは足を引っ張ってしまった感があります。

アッパーは、当初、完全にフライニットによる構成でした。

が、バージョンアップするごとに、フライニットだけでなく、2ではかかと部分に補強のプラスチック的な素材によるカップが配されたり、2019は、フライニットに繊維の強度を増すための、ワイヤー的な構造が追加されました。

これこそが、中途半端たる所以です。

フライニットオンリーで構成されていたからこそ、突飛ながら価値があったアッパーが、さまざまな意匠を加えられることで普通になっていく。その過程を見せられているかのようです。

タイトルの、ヴェイパーマックスは死んだのか、でいえば、死に向かってしまっているのは感じます。例えば、ヴェイパーマックス2019が、オフホワイトコラボになる気はしないからです。

普遍的なアッパーデザインから遠ざかるヴェイパーマックス。普遍性は、どこかシンプルと結びつきがあるのかもしれません。

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